ジャカルタに住み始めて、驚くことのひとつが交通渋滞です。冗談ではなくどこもかしこも渋滞しています。
ジャカルタ市内幹線道路が限られており(特に東西方面)、そうではない小道が現代の交通量を捌ききれないことが原因のように感じます。
また人口1,000万人規模のメガシティにも関わらずMRT(地下鉄)の整備が不十分であり、現地に住む日本人は、タクシーや自家用車という交通手段に頼ることが多いと思います。
この記事では、ジャカルタ市内を車移動する際に必ず知っておいた方がよい「奇数偶数交通規制」についてご紹介します。最後まで読むと、今までよりもジャカルタでの車移動が簡単に!
ジャカルタの奇数偶数交通規制とは?
ジャカルタでは、交通渋滞の緩和や大気汚染の改善を目的とし、特定の日時に特定の道路を走れる車が規制されています。(いわゆる奇数偶数規制(Jadwal ganjil genap))
偶数日:ナンバープレート最後の数字が「偶数」のみ通行可能。
奇数日:ナンバープレート最後の数字が「奇数」のみ通行可能。
規制日時は、月曜日〜金曜日(土・日・祝は対象外)の、朝6時〜10時と、夕方16時〜21時の1日2回となります。
規制対象は、ジャカルタ市街の主要道路は大体と思っていただければと思います(笑)
詳細はジャカルタ交通局のウェブサイトに、対象の道路と地図が記載されています。
交通渋滞を回避する方法
規制時間帯の移動を避ける
原始的ですが、上記の時間帯で規制対象車両で外出するのを避けることです。規制時間帯では、なぜこんな場所を通るの?と思うほど遠回りをして、移動に時間がかかります。
ジャカルタに来たら思い切って朝型生活に変えてしまって、朝も早く出社するのがいいかも!
タクシー(Gojek)を利用する
上記の偶数奇数規制は、ブルーバードタクシーなどの公共交通機関は規制対象外となります。
例えば、自家用車が規制対象であり、規制時間に移動したい場合はタクシーを利用するのも選択肢の一つです。
一方、タクシーと並んで利用頻度の高いGojekですが、こちらは規制対象のようです。
ただし、Gojekのメカニズムでは、規制区域を考慮した上で最適な配車を行われるので、該当区域を通る場合は規制対象外の車が配車されることが多いようです。
その他交通機関を利用する
地下鉄(MRT)の利用も交通渋滞を避けるひとつの手法でしょう。
駅の近くに住んでおり駅の近くに目的地があれば最適ですが、多くのそうでない場合、駅までの交通手段を検討する必要が出てきます。
目的地までの所要時間を知りたいときには?
GoogleMapで普通に調べると、奇数偶数規制に応じた到着時間が表示されないので要注意です。
10分前にあと10分で到着と表示されていても、10分後にも表示変わらず、、ということはザラにあります(笑)
渋滞の多いジャカルタで、正確な目的地までの所要時間を知ることは難しいよ。遅刻に寛容になろう。
Google Map
王道「GoogleMap」でも、奇数偶数規制の情報を設定することが可能です。
ただし、日本から持ち込んだ携帯/日本のAppleStoreからダウンロードしたアプリでは設定不能でのようです。。。
- Google Mapアプリケーションを開く
- 目的地を設定し、右上の「…」から「経路オプション」を選択する。
- 車両ナンバープレートに応じて、オプションを選択することが可能。
Waze
「Waze」は渋滞の口コミアプリです。「設定」から自分の車の番号を登録できるので、奇数偶数規制に応じた到着時間の目安を知ることができます。
まとめ:渋滞とうまく付き合って楽しいジャカルタ生活を!
- 奇数偶数規制により通れない道があることを注意が必要。
- 急いでいる場合は公共交通機関の利用も検討すると良い。
- GoogleMapの到着時間はあてにするな。Wazeが所要時間を知るのには使える。